このサイトでは、zodiac-zone と solar-zone がルータで繋がっており、それぞれのゾーンに、Leo と Earth という名前のファイルサーバが繋がっています。ファイルサーバ Leo は、zodiac-zone に所属する各ユーザのユーザ ID 名のプライベートボリュームと、ユーザがみんなで使う「Project 」という名前のボリュームを持っています。
もう一台のファイルサーバ Earth には solar-zone に所属する各ユーザのプライベートボリュームがあり、その名前は、全て一律に「UserVolume 」という名前です。
また、この図には書かれていませんが、このサイトの unix (SMTP) のメールホストは mail.stars.sky.unv であり、メールアドレスは foo@stars.sky.unv となっています。
このリソースの ID : 1000に、認証ダイヤログの挙動の設定と、2つのホスト情報を書き込みます。
ID : 1000 を開いて下さい。
まず最初に認証ダイヤログの挙動の設定を行います。
ウインドウの一番上には「True or False」のラジオボタンが3つあります。
これらは取り敢えず上記のとおりに設定しておけば結構です。
zone Name は、Leo が存在するゾーンの名前を書きます。この例では 'zodiac-zone' です。ここにカレントゾーンを示す '*' を書くことも出来ます。 xxx ID というフィールドは、別のリソースへのポインタともいえるものです。それぞれのリソース中の ID を示します。
ここでは、
VDF3 ID に注目して下さい。VDF3 リソースでは Eudora の設定に関する情報が書き込まれているのですが、ここでも ID : 1000 を指定しています。これは、Leo の設定と同じ値です。ホストが異なっても、設定の内容が同じであればこの例のように、同じリソース ID を指示する事が出来ます。
これは、VDF3 ID に限らず、ID を指示するフィールド全てに当てはまります。
また、この例では、[ 'cicn' ]、[ 'snd ' ] の各フィールドはブランクになっています。この場合、デフォルトのアイコン・サウンドが使用される事になります。
ここで最初に指定されたボリュームが、各ユーザのプライベートボリュームになります。
[ 'VDF2' ] リソースを開きます。
リソースIDに注目して下さい。これらは、[ 'VDF1' ID1000 ] の中の VDF2 IDフィールドで指示されたものです。
まず、Leoのボリューム情報を記述します。Leoのホスト情報( [ 'VDF1' ID: 1000 ] ) の' VDF2 ID' フィールドで、1000 を指示されたので、ID : 1000のリソースを作成します。
Leo は、各ユーザ毎に用意された、ユーザ名のプライベートボリュームと、Leo 上のユーザ全員で共有する' Project ' ボリュームの2つを持ちます。Vol.Name フィールドで、' @ ' と書くと、ユーザ名( ID )に置き換えられます。
1番目のフィールドには、必ずそのユーザのプライベートボリュームとなるボリューム名を記述します。( Eudora の”電子メールフォルダ”は、このボリュームの中に入ることになります)
また、2番目以降のフィールドは、1番目のアカウントでマウント出来るボリューム名を列挙します。この2番目以降に記述されるボリュームは、必ず、マウントするためにユーザの ID とパスワードが必要なボリュームでなくてはなりません。ゲストでマウントするボリューム、或は他の ID やパスワードを必要とするボリュームは記述出来ません。別のアカウントが必要なボリュームについては、「チェイン」という方法でマウントすることが出来ます。この事につきましては、別添のリファレンスマニュアルを参照して下さい。
ここでは2番目のフィールドには「Project 」と記入さしましたが、このボリュームは、マウントするのにプライベートボリュームのアカウントが必要なボリュームです。
次に、Earth のボリューム情報です。Earthのホスト情報 ( [ ' VDF1 ' ID :1 000 ] )の ' VDF2 ID' フィールドで、1010 を指示されたので、ID : 1010 のリソースを作成します。
Earthでは、各ユーザに対し ' MyVolume ' という名前のボリュームを持ちます。初めに書くボリュームに、共有ボリュームを書いてはいけません。あくまで、各ユーザ毎に用意されたボリューム名を書きます。
リソース ID に注目して下さい。これらは、[ 'VDF1' ID : 1000 ] の中のVDF3 ID フィールドで指示されたものです。
このサイトでは、Leo のユーザも Earth のユーザも同じメールサーバを使うので、Eudora の設定も1つです。
この 'FLNM' リソース ID は予約されていますので、ユーザが変更することは出来ません。
このリソースは、ほとんどの場合、以下の通りで変更の必要はありません。
各レコードに Eudora の設定ファイルの入っているフォルダ名と、設定ファイルのファイル名の組みを書き込みます。現在、上からフリーの Eudora-J、商品版の Eudora-Pro、英語版の Eudora のフォルダ名とファイル名が書き込まれています。
この他の 'MtSw' リソースに含まれるスイッチ類に関しましては、取り合えずデフォルトのままで構いません。
(詳しくは別添の Resource Reference を御参照下さい)
Leoのプライベートボリュームをマウント出来た時に出力されるアイコンとサウンドです。これらのリソースIDは、[ ' VDF1 ID:1000 ] の中 ' cicn ' ID, ' snd ' ID フィールドでそれぞれ指示されたものです。また、ID:500とID : 600 は、デフォルトで用意されているものです。Earth では ' cicn ' ID,' snd ' IDの各リソースは無指定だったので、このデフォルトが使用されます。